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梅雨時に咲く白馬村の花々  クモマスミレとキバナノコマノツメスミレ科 写真 深谷利彦
クモマスミレは漢字で書くと雲間董。
最も高山に咲くスミレということでその名がある。
礫地に咲く姿はまさしく高山植物であり、逞しくもあり、美しくもあり、愛らしくもある素敵なスミレだ。
どんなにスミレが好きでもこのスミレは山に登らなければ見られない。
それだけに咲いているところに出会うと感動も大きい。
コマクサの咲く場所はよく知られていてもクモマスミレの情報は以外と少ない。
自分の足でその場を見つけてみたいものだ。
タカネスミレのように大群生するところは少ないが、それなりに咲く場所は結構ある。

一方キバナノコマノツメは亜高山帯でよく見かけるスミレだ。
クモマスミレと比べるとしなやかで優しい感じがする。
花の様子も葉もかなり違うが咲く環境が湿り気のある場所を好むのも大きな違いだ。
高山に咲く黄色いスミレは他にも多くあるが、クモマスミレが最も逞しさを感じるスミレかもしれない。



2014/06/21 八方尾根 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8



2014/06/21 八方尾根 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8



2014/06/21 八方尾根 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8



2014/06/21 八方尾根 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8


2014/06/21 八方尾根 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8
この写真だけキバナノコマノツメ
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