白馬村にある親海湿原を6月10日過ぎに訪れるとカキツバタとサワオグルマの群生が見られる。
何度かその光景を目にしてきたが、カキツバタの紫とサワオグルマの黄色が鮮やかで
とても美しい光景を見せてくれる。
そして今年はどちらもピークを過ぎてしまった後の観察会だった。
写真は下見を兼ねて前日に訪れて撮影したものだが、
遠目に見ると花が終わっていてパッとしない光景に映った。
しかし、実際に近くで観察してみると、どうしてどうして美しいのである。
花が終わるということは次に実を結ぶことへの移行なのである。
その過程で輝く瞬間がある。
恐らくそんな場面に遭遇したのではと思える程、美しく輝いていた。
命の営みはいつだって美しさを秘めている。
観察会でそんなことを伝えられたらいいなと思いながら撮影した。



2014/06/20　親海湿原　Canon5DⅡ　CanonEF70-200㎜Ｆ4



2014/06/20　親海湿原　Canon5DⅡ　CanonEF70-200㎜Ｆ4