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梅雨時に咲く白馬村の花々  ユキワリソウサクラソウ科 写真 深谷利彦
八方尾根に咲くユキワリソウは6月から7月下旬まで見ることができる。
雪解けとともにいち早く咲き出す花なので、雪が解けた場所から順に咲いていく。
今回は尾根上ではほとんど終盤で綺麗な花は数えるくらいしかなかったが、
リフトの下にはあっと驚くほど群生していて、ピンクの絨毯になっているところも随所で見られた。
「飛び降り禁止」と書かれた看板が恨めしく思える程の群生だった。
ユキワリソウに限らず、他の時期でもリフトの下はお花畑になっていることが多い。
リフトに乗りながら花が楽しめるのはとても嬉しいことだが、
その場で撮影できたらどんなに楽しいだろうと思うのは私だけではないような気もする。

ユキワリソウの花はサクラソウの仲間の中では小さな花。
小さな花であるがゆえに愛らしさが拡大する。
咲き出したばかりの穢れのない花を見ていると、その美しさに吸い込まれていく。
群生もいいが小さな塊で咲いているのもユキワリソウらしくていい。



2014/06/21 八方尾根 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8
やっと見つけた初々しいユキワリソウ。穢れのない乙女の姿だ




2014/06/21 八方尾根 Canon5DⅡ CanonEF70-200㎜F4
リフトの上から狙いをつけて撮影した一枚。この群生は見事だった。
上に行けばもっとすごいことになっているかもしれないと期待したが、見事に外れた。



2014/06/21 八方尾根 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8
あまりアップの写真は撮影しないが、撮影してみたくなる花だった。
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