イチビの実/アオイ科 撮影地 高浜市 撮影日 2016/10/10
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茎から繊維を取るために渡来したと言われるインド原産のイチビ。 今では繊維を取ることもなく荒れ地などに野生化している。 はるばる海を渡ってきたのに今ではお払い箱。 そんな植物は意外と多い。 目的を失った植物たちのやるせなさが、なんとなく伝わってくるような気がするが、 実際のところはのびのびと生きられることを喜んでいるのかもしれない。 イチビの花は夏に咲く。 2cm程の黄色い5弁花だが、真夏の暑い盛りにゆっくりと観察することはあまりない。 花も終わりやがて実ができる。 初めは緑色をしているが次第に黒くなる。 そんな頃にイチビの存在に気づくことが多い。 花より実の方に親しみを覚えるのはそんな理由からだろう。 2016/10/10 高浜市 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 |