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北岳に咲く花  シナノキンバイキンポウゲ科 写真 深谷利彦
シナノキンバイは高山植物を代表する花の一つ。
比較的どこの山でも見られ多くの登山者に親しまれている馴染みの高山植物だ。
北岳では右股コースや草すべりコースで見事な群生が見られたが、
最近は鹿の食害の影響もあって、かつての面影が消えてしまったことが残念でならない。
最近では保護柵が設置されて鹿の侵入を防ぐ対策が講じられている場所もあるが
やや手遅れの感も否めない。
昔のお花畑を知っているだけにやるせない気持ちにさせられる。

まあそんなことを今更言っていても仕方がないので、植生が回復してくれるのを静かに待ちたい。

シナノキンバイは花が大きく見ごたえがある。
草地に群生する場面に出会えば、迷わずザックを下ろして大休止となってしまう。
高山植物の醍醐味を味わえる花の一つだ。


2011/07/09 NikonD300 SIGMA17-70㎜


2011/07/09 NikonD300 SIGMA50㎜マクロF2.8


2011/07/09 NikonD300 SIGMA17-70㎜
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