北岳に咲く花 タカネヒゴタイ/キク科 写真 深谷利彦
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タカネヒゴタイのコメントを書くに当たって少々戸惑いもある。
というのはよく似たミヤマヒゴタイやシラネヒゴタイもあるからだ。 図鑑によってもいろいろと見解が違っていて、どれを信じていいかわからない。 まずタカネヒゴタイとミヤマヒゴタイの違いは頭花の数。 1~2個のものがタカネヒゴタイで2~7個のものがミヤマヒゴタイとされている。 それでは2個のものはどちらだろう? ミヤマヒゴタイの方が背が高くなるとあるが個体差もあるので判別しにくい。 頭花が3個以上あればミヤマヒゴタイとすればいいかもしれないが、今一つ信じがたい。 下の写真の2枚目の上の個体の頭花は3つある。 1枚目の写真のすぐそばに咲いていたものだ。 そんな訳でここではタカネヒゴタイとミヤマヒゴタイは区別しないという見解で紹介したい。 もう一つシラネヒゴタイもタカネヒゴタイの別名とする図鑑もあれば、 タカネヒゴタイの変種で南アルプス固有のものという見解もある。葉の様子が違うらしい。 ややこしいですね。 北岳ではタカネヒゴタイはトラバース道で観察できる。 花期は8月上旬から中旬がいいだろう。 アザミのような花だが総苞片の模様.に魅力を感じていて、 花を見るとついつい総苞の様子に目が行ってしまう。 2008/08/14 NikonD300 SIGMA50㎜マクロ F2.8
2008/08/14 NikonD300 SIGMA50㎜マクロ F2.8
2008/08/14 NikonD300 SIGMA50㎜マクロ F2.8
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