北岳に咲く花 タカネマンテマ/ナデシコ科 写真 深谷利彦
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私がこれまでにタカネマンテマに出会ったのは2度だけ。
最初の出会いは2度目の北岳登山の時でもう20年以上前のことになる。 初めての北岳登山が大雨に降られて、すぐ(翌週)にリベンジ登山をした時なのでよく覚えている。 まだ高山植物のこともあまり知識の無い頃だったので、 タカネマンテマがどれだけ貴重な高山植物であるかも知らなかった。 変わった花が咲いていると思っただけで、数枚写真を撮っただけだった。 今にして思えばもっとしっかり撮影しておくべきだったと後悔しているところ。 北岳と言えばキタダケソウに目が向けられるが、実はタカネマンテマの方が希少種で 最も絶滅の危機に瀕している種なのである。 写真は2007年のものであるが、今でも見られるのだろうか。 ネットで検索してみるとそれなりに出てくるので、かろうじて残っているのだろう。 なんとか絶えずに残ってほしいものだ。 残念ながら写真にはタカネマンテマの花は写っていない。 花が終わって間もない頃の写真だ。 縞の入った瓜のような姿(萼)の先に小さな紅紫色の花を咲かせる。 花の時期には横向きになっているが花が終わると上向きに変わる。 とにかくユニークな花だ。 2007/08/04 NikonD80 SIGMA50㎜マクロ F2.8
2007/08/04 NikonD80 SIGMA50㎜マクロ F2.8
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