戻る

北岳に咲く花  タカネシオガマゴマノハグサ科 写真 深谷利彦
北岳に咲くタカネシオガマは尾根から山頂周辺に集中している。
鮮やかな紅紫色の花は高山植物らしさに溢れる素敵な花だ。
ミヤマシオガマも見られるが圧倒的にタカネシオガマの方が多い。
高山植物の咲くタイミングはその年の雪解けと大きく関わってくる。
毎年同じ時期に咲くとは限らない。
昨年綺麗な花が見られたからと言って今年も同じタイミングで咲くとは限らない。
1週間ほどのズレは当たり前だ。
だから綺麗な花に出会えた時の喜びが一層大きくなる。
里に咲く花であれば下見をしてタイミングを計ることも可能だが、北岳のように高い山ではそうはいかない。
ある程度の開花情報は得られても実際に登ってみないとわからない。
特に高山植物は本当に綺麗な時は2日くらいしかない。
それだけタイミングが難しいと言える。
もちろんいろんな場所で咲くわけだから、その中にはジャストタイミングの花もあるのでそんなに心配しなくてもいいが
昨日見た綺麗な個体を明日も見てみようと思ってその場に行ってみると
がっかりさせられることもある。
だから一期一会を大切にしなければならない。
下の写真のタカネシオガマは翌朝も観察したが、撮影したくなるような状況ではなかった。


2009/08/08 NikonD300 SIGMA50㎜マクロ F2.8


2009/08/08 NikonD300 SIGMA50㎜マクロ F2.8


2009/08/08 NikonD300 SIGMA50㎜マクロ F2.8
inserted by FC2 system