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北岳に咲く花  ウラシマツツジツツジ科 写真 深谷利彦
初めてウラシマツツジの花を見た時、
「えっ!これが花なの?地味!」
と思ったことを思い出す。
咲いていてもほとんど目立たないほど小さく(6㎜位)華やかさは全くないと思った。
新しい葉が出る前に花を咲かせるので、昨年の枯れた葉の中に埋もれているような印象だ。
ところが何度も観察してくると、その姿が愛おしく愛らしさも感じられるようになってくるから不思議なものだ。
事実よく見ると壺型で可愛い姿をしている。
親しくなると良さが見えてくるんですね。

ウラシマツツジの花は個性的だが、何と言っても秋の紅葉が素晴らしい。
山が紅葉する季節より一足早く稜線を真っ赤に染めるその光景は
衝撃的ですらある。
ウラシマツツジの紅葉見るために登ってみるのもいいかもしれない。
それだけの価値のある紅葉だ。

2011/07/10 NikonD300 SIGMA50㎜マクロF2.8


2011/07/10 NikonD300 SIGMA50㎜マクロF2.8


2012/09/16 Canon5DⅡ CanonEF17-40㎜F4


2012/09/16 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8
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