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朝の光を生かして花を浮かび上がらせてみよう 写真 深谷利彦 Toshihiko Fukaya
伊吹山 

 私がいつも好んで撮影する時間帯が朝。日が昇って1時間くらいまでがベスト。その訳は朝の光を受けた草花が浮かび上がるからなんですね。透過光で見ると普段見ている花とはまるで別の花のように輝きます。それは花だけでなくありふれた草も同様です。だからその状況下では決めたものを撮るのではなく、輝いて見えるものを撮ればいいことになります。自分が素敵だと思えた場面をそのまま切り取ればいいだけのことです。
 今回は伊吹山で撮影した写真ですが、メタカラコウのように花がほとんど終わりで頭頂に少し残っているだけでも、輝いてとても素敵な姿に見えます。綺麗に見えたその目線でカメラを向ければいいだけのことです。一つだけ言えることは浮かび上がらせるためには背景をぼかす必要があります。その為にレンズは望遠がいいかなと思いますが、狙う被写体が小さなものならマクロレンズでも大丈夫です。狙い方によっては広角レンズでも撮れますが今回はいい例がないのでまたの機会ということで。




撮影地 伊吹山 2018/08/17撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
メタカラコウ




撮影地 伊吹山 2018/08/17撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
メタカラコウ




撮影地 伊吹山 2018/08/17撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
アカソ




撮影地 伊吹山 2018/08/17撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
アカソ





撮影地 伊吹山 2018/08/17撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
ルリトラノオ




撮影地 伊吹山 2018/08/17撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
ルリトラノオとワレモコウ



撮影シリーズに関して何かコメントを頂けると嬉しく思います。

深谷


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