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カメラとレンズによる色違い 写真 深谷利彦 Toshihiko Fukaya
イボクサ/ツユクサ科 

 イボクサの雄しべと基部にある白い毛を接写してみたくてカメラとレンズを替えて撮影してみました。初めはCanon5DⅡのカメラにSIGMAの70㎜マクロ、続いてNikonD810のカメラにSIGMAの50㎜マクロ。
 花の大きさが同じサイズになるように撮影してみたのですが、CanonとNikonでは随分色の違いが見られます。どちらも絞りはf5.6、露出補正値もほぼ同じなんですが、これだけ違うと好みの分かれるところです。同じレンズでカメラを替えて撮影してみるともっと明確な違いが分かるのでしょうが、まあ同じSIGMAのマクロレンズなのでよく似た特性と見ておきましょう。
 天気は曇天、正確には一瞬一瞬光の感じも変わっているので正しい比較とはなりませんが、違いが出るということは、自分の好みに合った選択もできるということですね。植物写真は色に忠実であることが望まれますが、実際には光の影響で見た目の色も大きく変わってしまいます。高曇りの陽ざしの中で見る色が自然な色とされますが、それも色彩感覚には個人差があります。
 そんな訳で写真に再現される色はカメラとレンズの組み合わせと、天候によって大きく左右されるということですね。



撮影地 岐阜県 2018/09/16撮影 Canon5DⅡ SIGMA 70㎜マクロ F2.8 f5.6 露出補正-1/3 オートWB 絞り優先モード ISO400




撮影地 岐阜県 2018/09/16撮影 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8 f5.6 露出補正 -0.3 オートWB 絞り優先モード ISO200




イボクサの咲く様子

深谷

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