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北岳に登ってみると花の種類の多さに驚くだろう。7月下旬の最盛期では150種を超える花を観察できる。それだけ植生が豊かな山であることがわかる。お花畑も随所で見られその景観に圧倒される。特に素晴らしいのがトラバース道と言われるルート沿いで、北岳に咲く花が凝縮されている。キタダケソウもこのコースに多く咲く。季節はキタダケソウが咲き始める6月中下旬から8月下旬がいい。入れ代わり立ち代わり花の競演が展開される。
写真は8月中旬に咲くトラバース道のお花畑だ。北岳固有種のキタダケトリカブトをはじめ、タカネナデシコ、イブキトラノオ、ミヤマアキノキリンソウ等がお花畑を構成しているが、実際にはもっと多くの花が咲き乱れている。夏山シーズンの期間なら、トラバース道はいつ訪れてもはずれはない。できれば毎週登って、花の移り変わりを見てみたいと思うほど素晴らしい場所だ。
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