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北岳のお花畑の素晴らしさは語りつくせるものではない。どんなに素晴らしい言葉を綴ってみても、感動を伝えられるものではない。その場に居合わせてこそ感じることができるのであって、写真から受け取れるものは想像でしかない。それでも私がこうして高山植物の魅力をページを通じて伝えたいのは、出会った感動的な場面を一人でも多くの方と共有できたらと思うからである。できれば実際に出かけてこんな場面を目の当たりにしていただけたら互いにその思いを語り合えるような気がするのだが。
写真は北岳の稜線に咲くお花畑である。主役のオヤマノエンドウとミヤマキンバイのお花畑の中にハクサンイチゲも参加している。7月上旬の光景である。梅雨明け前の季節なので天気を見ながらの登山となるが、タイミングさえ合えば夏山最盛期の時期よりずっとずっと素晴らしい風景に出会える季節だ。
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