魅惑の高山植物　写真　深谷利彦　Toshihiko　Fukaya

雲ノ平を巡る花旅から　ミヤマアキノキリンソウ／キク科　撮影地　太郎平・雲ノ平　2016/07/31・8/1撮影

ミヤマアキノキリンソウは大抵どこの山でも見られれ、高山植物としては馴染みの花。名前のように盛夏を過ぎ秋を感じはじめる頃に盛りを迎える。高山植物としては決して人気のある花でもないし、キク科の花はどこか見慣れた姿のものが多いので注目されにくいが、私にとってはときめく高山植物の一つ。 　植物には生きるための意思があるが植物全体や季節の移ろいの中で、自分がどんな役目を果たすかという意識はない。人は咲いている花を見て、また周囲の環境を見て様々な思いを巡らし、いろんな感情が出てくる。私もその一人でミヤマアキノキリンソウに対し自分なりの思いを巡らしている。 　秋口に咲きなんとなく郷愁を感じさせる花や佇まいはミヤマアキノキリンソウならではと思うがそれも私の個人的な思い。植物にはいいも悪いもなく全てが平等に命を謳歌している。人がその姿を見て好き嫌いを言うことも自然なこと。様々な見方があってもそれも自然なこと。 　いろんな花を見ていろんな感情が沸いてくることを楽しめれば山はもっともっと楽しくなってくる。好き嫌いがあるから好きな花が見たくなる。それでいい。

撮影地　太郎兵衛平　2016/07/31　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8





撮影地　太郎兵衛平　2016/07/31　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8




撮影地　太郎兵衛平　2016/07/31　NikonD810　SIGMA　50㎜マクロ　F2.8




撮影地　雲ノ平　2016/08/01　Canon5DⅡ　Canon　EF70-200㎜　F4




撮影地　雲ノ平　2016/08/01　Canon5DⅡ　Canon　EF70-200㎜　F4




撮影地　雲ノ平　2016/08/01　Canon5DⅡ　Canon　EF70-200㎜　F4




撮影地　太郎兵衛平　2016/08/01　NikonD810　NIKKOR　VR16-35㎜　F4