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魅惑の高山植物 写真 深谷利彦 Toshihiko Fukaya
雲ノ平を巡る花旅から ハイマツ/マツ科 撮影地 北ノ俣岳 2016/08/04撮影



撮影地 北ノ俣岳 2016/08/04 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8


  山に登る人なら誰でも知っているハイマツ。ハイマツが出てくると森林限界に来たことを知る。高山植物を代表するような植物だがハイマツを紹介したことがほとんどない。当たり前すぎるし、景観的にもあまりインパクトがない。紹介するにも何をどう見せたらいいか決め手に欠ける。そんな訳でハイマツに対してあまり思い入れがないが、今回は紅い花がついていたので撮影してきた。ハイマツの花には雄花と雌花がある。案外知られていない。なんとなく眺めているだけだとわからないがじっと見てみるとその違いも見えてくる。その様子をわかるように撮影してくればよかったが撮りやすいいい場面がなかったので二枚目の写真にわかるように記載しておいた。
 ハイマツは高山帯では文字通り這うように生えている。強い風にも耐えられる知恵だ。初めて高い山に登ってハイマツを見た時はとても不思議に思えたが今では当たり前のように見ている。初心に帰って見てみるとハイマツの生きざまはやっぱり凄いねということになる。
 撮影し終えて歩き出すと前方に砂浴びをするライチョウに出会った。少し大きくなった雛を一羽連れていた。登山道の真ん中だ。5分待っても全然どいてくれなかったのでごめんねと言って側を通り抜けようとしたらやっとハイマツの中にもぐり込んでくれた。ハイマツはライチョウの住み家になっている。



撮影地 北ノ俣岳 2016/08/04 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8




撮影地 北ノ俣岳 2016/08/04 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4



撮影地 北ノ俣岳 2016/08/04 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4



撮影地 北ノ俣岳 2016/08/04 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4


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