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魅惑の高山植物 写真 深谷利彦 Toshihiko Fukaya
雲ノ平を巡る花旅から シラネニンジン/セリ科 撮影地 雲ノ平 2016/08/01撮影



撮影地 雲ノ平 2016/08/01 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4


  セリ科の花は見分けが.難しく、みんな同じ花のように見えてしまって苦手だと昔は思っていた。今もまだその域を抜けきらないでいるが、苦手意識があるといつまでたっても苦手のままで一向に覚えられないことになる。苦手になる原因の一つに図鑑で調べてみてもわからないということが挙げられる。わかりやすく特徴を解説している図鑑は皆無といっていい。調べる側は他のセリ科との違いが知りたいのであって、そのセリ科の特徴を羅列してもらってもどれも同じような記載がしてあるだけで決定的な見分けに繋がらない。誰かわかりやすい説明をしてくれないものかと期待していても埒が明かない。そんな訳で結局乏しい知識と実際の観察によって特徴を自分で把握していくしか方法がないようだ。
 そんなこんなで最近は積極的にセリ科の花を観察するように心がけている。スミレの時もそうだったが、一つ特徴を捕まえると案外見分けが簡単だったりする。まずセリ科は花の特徴より葉の特徴を抑えた方が早い。そのつもりで観察していくと葉に大きな違いがあることが見えてくる。
 シラネニンジンは名前のように葉がニンジンの葉のように細かく深く切れ込んでいる。なあんだそんなことかとわかれば次からはすぐにわかるようになる。もう一つは全体の姿を覚えること。咲いている姿の印象は細かい観察より役に立つことが多い。なんとなくこんな感じという印象が自分の中でできればしめたもの。
 とわかったようなコメントを書いているがまだ自信がないので、もっと積極的に関わっていこうと思っている次第です。
 



撮影地 雲ノ平 2016/08/01 NikonD810 Tamron SP90㎜マクロ F2.8




撮影地 雲ノ平 2016/08/01 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8




撮影地 雲ノ平 2016/08/01 NikonD810 Tamron SP90㎜マクロ F2.8

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