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身近な野草  ハキダメギク/キク科 写真 深谷利彦
掃き溜めのような場所に咲くからハキダメギク。
確かにそのような場所にも咲くが、もう少し名前の付けようがあったような気がする。
発見された場所がそのような場所であったらしい。
命名は植物学者の牧野富太郎とある。
発見されたのは大正時代。
これも帰化植物である。
現在観察できる身近な野草の中に帰化植物の占める割合はどれくらいあるのだろう?
恐らく半分以上が帰化植物で占められているのではないだろうか。
帰化植物はとかく問題にされやすい。
古来から生えている植物を駆逐する繁殖力が問題にされることが多い。
人も植物や自然も変化するもの。
人の行き来があればいろんなものが交流する。
交流すれば変化する。
自然の流れの中でいろんなことが起こる。
それを人間が価値判断をする。
人の手によって何かをしようとすると必ず障害が発生する。
流れのままに身をゆだねるというのは聞こえがいいが、実際には難しい問題も多い。
ついつい変なコメントになってしまったが、
ハキダメギクが問題になっているわけではないのでお断りしておく。
個人的には素朴でいい花だなあと思っている。



2014/08/23 碧南市 NikonD300 TAMRON90㎜マクロF2.8
雄花



2014/08/23 碧南市 NikonD300 TAMRON90㎜マクロF2.8



2014/08/23 碧南市 NikonD300 SIGMA50㎜マクロF2.8
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