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ホソアオゲイトウ/ヒユ科  撮影地 碧南市 撮影日 2014/10/18
道端にいくらでも生えているのに、あまり撮影しない野草もある。
ホソアオゲイトウはその代表的な存在かもしれない。
大型の帰化植物で明治時代に日本に入ってきたとされている。

ロケットのように聳え道端や空き地に我が物顔ではびこる姿は、
どう見てもデリカシーに欠けるし、美しさのかけらもないと言ってしまいそうだが、
時として撮ってみたくなる場面がないわけでもない。
この日は散歩がてらに田圃周辺の野草に焦点をしぼっていたためか、
目にする植物の一つとして意識してみた。
意識して見ると目に映る光景もいつもと違って見えてくるから不思議なものだ。

コセンダングサやメヒシバと一緒に生えるホソアオゲイトウはこの場面では主役を成している。
収穫の終わった田圃には藁が立てて干してある。
田舎のありふれた光景だが、ホソアオゲイトウから移り行く季節が感じられた。

2014/10/18 Canon5DⅡ CanonEF70-200㎜F4

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