イヌタデ/タデ科 撮影地 白馬村 撮影日 2015/09/19
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秋になると道端の野草が面白くなってくるが、 その中でもなんとなく郷愁を感じる野草がイヌタデ。 道端や空き地や田んぼの畦などにごく普通に生えている身近な野草だが、 ほのぼのとしてくる美しさがイヌタデにはある。 秋に咲くタデ科の仲間は大変多いがイヌタデのように印象的に目に入ってくるのは少ない。 丈はせいぜい20~30㎝程だし草叢に埋もれているものも多いのに、 なぜかよく目につく。 紅紫の色ときゅっと詰まった細長い花穂が惹きつける役目を担っているようだ。 稲刈り前の黄金色の稲穂とイヌタデは大変よく似合う。 お互いにそれぞれを引き立てているようにも見える。 この日は朝露に濡れる緑のスギナも引き立て役に仲間入りしてくれた。 |