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クサノオウの魅力/ケシ科  撮影地 長野県他 撮影日 2015/05/14他

野草の撮影をする時、いつも心がけていることは、
個性を大事にしてあげたいということ。
個性は言い換えれば特徴。
どんな野草もそれぞれ名前が付いているのは、それぞれ特徴を持っているからに他ならない。

クサノオウは「瘡の王」という説が有力で「瘡」は皮膚病のことをさす。
皮膚病に効くということからその名がある。
ただし有毒植物なので安易に触らない方がいい。
茎を切ると黄色い乳液が出るが、その中には有毒のアルカロイドが含まれるので注意したい。

ここまでの説明はあくまでも名前の由来に関することだが、
私が撮影するにあたってクサノオウを見るとき、
いつも花と蕾を同時に見るようにしている。
それは綺麗な花であるかどうかということはもちろんだが、蕾の萼片に生える毛の状態が気になるからだ。
気になるのは魅力を感じているから。
だからクサノオウを撮影する時、必ず花と蕾の両方にピントを合わせるように心がけている。
さらに茎の毛も魅力的なので、その全てにピントを合わせて撮影できれば言うことはない。
まあこれはクサノオウの特徴というか、私がクサノオウを撮影する時にいつも気にかけていることなので
そんな見方もあるのかと思っていただければ、それでいい。



2015/05/14 長野県 NikonD810 TAMRON SP90㎜マクロ F2.8




2015/04/04 音羽町 NikonD810 TAMRON SP90㎜マクロ F2.8




2015/04/04 音羽町 NikonD810 TAMRON SP90㎜マクロ F2.8

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