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霜は芸術家 写真 深谷利彦 Toshihiko Fukaya
ノアザミ/キク科 

撮影地 矢作川 2014/12/08撮影 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8


撮影地 矢作川 2014/12/08撮影 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8

  霜の面白さは植物によってその表情が大きく変わるということ。縁取るように付くものもあれば、全体がまんべんなく白くなるものもある。細い針状に模様が付くものもあるしパウダーをまぶしたように均等に白くなるものもある。それは全てその植物の特徴からきているものであってそれが霜によって鮮明になるからだ。
 ノアザミはそんな特徴を鮮明に見せてくれるいい例かもしれない。葉の表面に細かい毛が生えているので、霜が付くとふわふわっとした感じになる。細かい毛の様子がはっきりと見てとれるのが面白い。そして美しい。霜が降りた朝に矢作川に出向くとこんなヒトデのようなノアザミがあちこちに出現する。面白いねえ!

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