霜は芸術家　写真　深谷利彦　Toshihiko　Fukaya

スイバ／タデ科　

撮影地　安城市　2015/12/09撮影　NikonD810　SIGMA50㎜マクロF2.8

撮影地　安城市　2015/12/09撮影　NikonD810　SIGMA50㎜マクロF2.8

　自宅周辺で撮影する霜の写真は身近な野草ばかり。どこにでもある雑草然としたものが中心だ。花の時期より霜の時期の方がよく撮影しているというのも面白い現象。スイバの越冬葉は初めは青々とした緑色をしているが寒さが増すにつれ変色してくる。茶褐色になるものや紫色を帯びるもの、オレンジ色や紅色になるものなど様々だ。
その様変わりが大変面白いのだが、霜との相性となると、やはり紅くなったものが華やかで美しく感じる。今回の撮影ではまだ紅くなったものは少なく、その過程状態のものがほとんどだったが、これから寒さが増してくると徐々に赤味を帯びてくる。1月が一番魅力的な色に変化するので、その頃にもう一度紹介できればと思う。