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霜は芸術家 写真 深谷利彦 Toshihiko Fukaya
ノアザミ/キク科 

撮影地 矢作川 2015/12/30撮影 NikonD810 NIKKOR 16-35㎜ F4

  矢作川にはノアザミが多く自生している。毎年5月半ば頃から咲き出して堤防にはすっと立ち上がった紅紫色の丸い花があちこちで目立つようになる。決して華やかに堤防を彩るわけではないが、ノアザミが咲いているだけで風景にアクセントが生まれて華やかな気持ちにさせられる。そんなノアザミも冬の間は越冬葉を大地にしがみつくように広げてその時がやってくるのを待っている。アザミの仲間は棘があるのが特徴。葉を見ても荒々しさが見てとれるが、その荒々しさとは裏腹に花は気持ちをほっこりとさせてくれる優しさに溢れている。
 霜がつくとノアザミの特徴が一層はっきりしてくる。普段気づかなかった葉の表面の毛まで見えてくる。こんなことも霜の大きな魅力かもしれない。



撮影地 矢作川 2015/12/308撮影 NikonD810 NIKKOR 16-35㎜ F4




撮影地 矢作川 2015/12/30撮影 NikonD810 NIKKOR 16-35㎜ F4

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