霜の撮影で出かけた時、何をどう撮るかはその場に行ってみないとわからない。予めこの場所でこの被写体を撮影しようと決められるものではない。霜の付き具合はその日になってみないとわからないし、どんな植物にどのように付くかは誰もわからない。それだけに出会いは新鮮であり驚きでもある。目についた情景を感じたままに撮影するわけだが、その感じ方はその日によって違ったりもする。そこが面白いところでもある。
セイヨウタンポポとホトケノザが一輪ずつ仲良く咲いていた。薄っすらと霜も纏ってなかなかいい場面だった。霜の撮影は陽が当たる前の方が冷たさや緊張感があって霜らしさがよりよく出るが、陽が当たり始めた場面ではその状況を敢えて見せた方が面白いこともある。この場面ではせっかく陽が差し始めたばかりだったので、その状況も写しとめてみようと広角レンズで撮影してみた。
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