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梅雨晴れの白馬岳に遊ぶ  華麗なる花々 白馬大池~小蓮華山編  撮影地 白馬大池~小蓮華山 撮影日 2014/07/12~13
蓮華温泉から白馬大池までの間に見られる花は高山植物も含まれるが、
どちらかと言えば亜高山帯に咲く花が多い。
しかも樹林帯の登りなので景観を楽しむというより、咲いている一つ一つの花を楽しむということになる。
ところが白馬大池からは稜線歩きとなりアルペンムード満点の山歩きとなる。
一つ一つの花もいいが、やっぱりここは残雪を頂いた山々の景観と高山植物のコラボを楽しむことになるだろう。

梅雨時なので雨が降っていたりガスっていると楽しみは半減してしまうが、
運よく晴れてくれれば最高の山歩きとなるので、タイミングを見計らって
登ってみられることをお勧めしたい。

さて前置きはこのくらいにして、白馬大池から小蓮華山の間に咲いていた花を紹介しましょう。
花の種類はまだまだ少ない時期ですが、景観は一年で最も美しい時期と個人的には思っています。
登山者が少ないのも魅力的です。



ミヤマダイコンソウ
何度もこの時期に歩いていますが、稜線に咲く花で最も印象深い花がミヤマキンバイです。
ところが今年はミヤマキンバイの状態が今一つよくなく、ミヤマダイコンソウの方が目立っていました。
華やかさはミヤマキンバイの方があるのですが、ミヤマダイコンソウも決して見劣りしません。
花期の早い花なので盛夏には終わっていることが多い高山植物です。



イワツメクサ
高山に咲くこの手の花は種類が多いのですが、白い色のものが多く、赤や紫や黄色の花と比べると注目度が低いのも事実です。
主役にはなりにくく脇役的な存在かもしれません。
それでも私はイワツメクサだけでなく、タカネツメクサやホソバツメクサやクモマミミナグサなど
礫地を好んで咲く様が好きで好んで撮影しています。
この日のように晴れていると山をバックに撮影できて最高です。



コマクサ
高山植物と言えばコマクサと言う人も少なくありません。
最もよく知られた高山植物かもしれませんね。
他の植物が敬遠するような礫地に生え風雪に耐えながらも生き続けている姿に誰もが感動します。
独特の風貌も人気の秘密かもしれません。
この日は咲き出したばかりでした。



ツマトリソウ
林床の縁に生えていることが多いツマトリソウですが、雷鳥坂を登るハイマツの陰にひっそりと咲いていました。
私が注目したのは、名前の由来でもある花弁の縁が紅く縁どられていたからです。
ツマトリソウらしいツマトリソウは実は少ないんですね。
7枚の花弁が重なるように咲きます。



コガネイチゴ
これもハイマツノ陰に隠れるように咲いていました。
花弁は4枚だったり5枚だったりまちまちです。素朴ながらいい花だと思います。



ツガザクラ
この時期に登ると、同じ場所でツガザクラを撮影しているような気がします。
いつも新鮮な姿を見せてくれるので、「益々きれいになったねえ」と褒めてあげることにしています。



ツガザクラ
咲き出しは本当に美しいですねえ。


ハクサンチドリ
まだ背の低いハクサンチドリです。二日間で観察できたのはこの一株だけ。
奥に見えているタカネヤハズハハコも咲き出してきたばかり。
傍に寄ってみるとざわめきが聞こえてくるようです。



タカネヤハズハハコ
成長したタカネヤハズハハコの頭花は赤く、とても綺麗です。
ハハコグサの仲間は毛深い葉の様子もいいですね。


タカネヤハズハハコ
上から見るとこんなにも美しいんですよ。もちろんタイミングもありますが・・・
花を見る時は正面だけでなくいろんな角度から眺めてみましょう。
いろんな姿が見えてくるはずです。


クモマミミナグサ
本当に咲き出したばかり。花は2輪しか開いていませんでした。
この株が見頃になるには後3日、そして見頃は2日間だけ。
高山植物は花を咲かせてから実を結ぶまでの期間が極めて短いのです。



ミヤマアズマギク
ミヤマアズマギクを初めて見たのがこのルート。
その時は栂池から白馬大池を経て白馬岳を目指していました。
初めての白馬岳登山の時です。
その頃と比較すると花は少なくなっているという印象は拭いきれませんが、
一つ一つの花の美しさは永遠です。



ウメハタザオ
地味なウメハタザオも背景に山が入ると俄然生き生きとしてきます。
高山植物らしさを表現できる場面がいくらでもあるのがこのルートの魅力でもあります。



チングルマ
チングルマは雪田周辺に多く咲くイメージですが、こんな岩場のような場所でも見られます。
雪解け間もなく咲き出してくるわけですから、本当にすごいなあと思います。
華やかさがあっていいですね。


アオノツガザクラ
ツガザクラの仲間にも色々あって、アオノツガザクラは黄緑色の花を咲かせ、少し控えめな印象を受けるが、
圧倒されるほどの群生も珍しくない。
何と言っても壺型の花が愛らしいですよね。


アオノツガザクラ
壺型の愛らしい花を接写してみると、益々その愛らしさに引き込まれていく。



ヒメクワガタ
大きくて華やかな高山植物に目が奪われていると、ヒメクワガタのように小さな花は見落としがち。
遠くの景色を眺め、周辺の花を愛で、そして足元に咲く小さな花にも目を向けてみましょう。
ヒメクワガタのように小さくても懸命に花を咲かせている高山植物も多いんですよ。



ハクサンイチゲ
ほとんどどこの山域でも見られるハクサンイチゲですが、花の美しさと群生する景観は
高山植物を代表する花と言えるでしょう。
雪田周辺で群生し、白馬大池でも素晴らしい群生が見られます。


ハクサンイチゲ
アップで見るとその美しさが一層際立ちます。


ハクサンイチゲとシナノキンバイのお花畑
この場面は決して大群生ではありません。
広角レンズを使用してそれなりの広がりを見せていますが、もっともっと広大で素晴らしい群生がこれからあちこちで見られます。
私が最も好きなお花畑です。

白馬大池から小蓮華山に向かう途中に咲いていた高山植物を見てきました。
新鮮で美しい花が多いことが伝わったでしょうか?

次はいよいよハイライトの小蓮華山~白馬岳に咲いていた花になります。

続く

小蓮華山~白馬岳編
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