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梅雨晴れの白馬岳に遊ぶ  華麗なる花々 ウルップソウとツクモグサ  撮影地 白馬岳 撮影日 2014/07/12~13

7月上旬の白馬岳の花と言えばウルップソウがまず挙げられる。
ツクモグサもと言いたいところだが、ツクモグサは6月中下旬がピークで7月上旬では残り花ということになる。
その両方が見たいと思ったら6月末に登るしかない。
ただしツクモグサはややピークを過ぎウルップソウは咲き始めということになる。
それぞれの花期が二週間程ずれているので致し方ない。
それでももしかしてと思って何度か7月の第一週目に白馬岳に登ったが(いずれも蓮華温泉から)、
やはりツクモグサは残り花だった。
まあまあいい花もあったが最盛期の凛としたツクモグサではなかった。
そのかわりウルップソウは素晴らしかったが、そもそも両方のいい花を見ようという計画そのものに無理がある。
ツクモグサを見るならツクモグサだけに焦点を絞って登るしかない。
わかっていても思い切って出かけるのをためらってしまうのは、
大雪渓を登りたくないから。
その時期の大雪渓は、ひたすら3時間近くも登ることになり、落石の危険も大きい。
アイゼンとピッケルは必携だ。
そのうちにと思いながらいまだに実現していないのはそんな理由から。

さて今回もこれまでと同様7月第一週目の計画を立てた。
ところが天気がよくなかったため、結果的にその翌週に登ることとなった。
この時点でツクモグサは諦めてウルップソウをはじめとする、
咲き出したばかりの初々しい高山植物へと気持ちを切り替えていた。

ところが・・・


ウルップソウ
事前の白馬山荘の情報ではウルップソウはピークを少し過ぎたとあったが、
場所によってはいくらでもいい花があるはずだと思っていた。
これから雪解けを迎える場所では8月中旬まで見られることを知っているので心配は全くなかった。
予想通りにいい花が多く、撮影したい場面が次から次と現れるのでなかなか先に進めない。
残雪を背景に旬のウルップソウを撮影しながらニヤニヤ。



ウルップソウ
極めて状態のいい、しかも花数の多い素敵なウルップソウが微笑んでいた。
見て見て!って言ってました。

ウルップソウは限られた山域でしか見られない貴重な高山植物。
本州では八ヶ岳(横岳周辺)と白馬岳周辺でしか見られない。


ウルップソウ
山の雪解けは稜線から始まる。
山の斜面が真っ白な時期でも稜線からはいち早く雪が消えていく。
雪が消えたところから待ってましたとばかりに高山植物たちが目覚め始める。
ウルップソウはその中でも特に花期の早い花。
稜線を歩きながらあちこちに咲いているウルップソウを眺めると、見頃なものもあればピークを過ぎてしまったものや
これから咲き出すものまでいろいろだ。



ウルップソウ
ところどころでこんな群生に出会う。
状態がいいと私のボルテージは最高潮。
さてどこをどう切り取りましょうと眺めているだけで幸せモード。



ウルップソウ
上の群生ほどではないが、ウルップソウらしい景観が良かった。
礫地に咲く様子はまさに高山植物の醍醐味を味わえる場面だった。



ウルップソウとミヤマキンバイ
白馬岳が近づくと、周辺で最も印象に残る山が清水岳(しょうずだけ)。
遅くまで雪が残り山肌の残雪と山容が絵になる山。
ミヤマキンバイの中に咲くウルップソウを清水岳を背景に入れて撮影。



ウルップソウとミヤマキンバイ
縦位置でも撮影、奥に咲く白い花はハクサンイチゲ。



ウルップソウ
幕営した頂上宿舎の周辺にも多くのウルップソウが咲いていた。
花は下から上へと咲くので、上部が蕾の状態のものが最も美しい。



ツクモグサ
まさか!
こんないい状態のツクモグサが咲き残っているなんて夢にも思わなかった。
雪解けが遅かった場所なんでしょうね。
これから雪解けする場所はいくらでもあっても、ツクモグサは稜線でしか見られない。
稜線の雪がすっかり消えているこの時期にこれだけ綺麗なツクモグサが残っていたとは。
驚きと嬉しさと感謝でいっぱいになりました。



ツクモグサ
稜線の下を覗くと岩の隙間に咲くツクモグサが目に入った。
この時ばかりと望遠レンズを取り出して撮影したカット。
なんだか嬉しい。


ツクモグサ
こんなところに隠れていたんだねえ。
でも見つけちゃったからね。



ツクモグサ
ほとんどのツクモグサはこれよりもっと萎びてしまっていて、カメラを向けられるような状態ではなかった。
それでもこれは大株で花付きもよく、まだまだ楽しめるツクモグサだった。
最盛期の状態を想像しながら撮影。



ツクモグサ
2日目の朝撮影したものだが、初々しいツクモグサだった。
花が開けばこの株はきっと美しいんだろうなと思いながら撮影。
日が当たらないと花を決して開かないツクモグサなので、この日は開くことはなかったと思われる。



ツクモグサ
終盤のツクモグサだが、閉じている姿も愛おしく見える。

小蓮華山から白馬岳に咲く花をまとめて紹介しようと思っていましたが、
ウルップソウとツクモグサだけは特別扱いとしました。

続く
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