スミレの魅力はどこにあるのだろう。
愛らしいと言うだけではもの足りないほど大きな魅力がスミレにはある。
素朴でありながら優しさと美しさと気品も兼ね備えている。
それでいて気取ることなく、ありのままの自然体で咲いているところがいい。
一口で言えば愛らしさに溢れているということだろうが、
種類も豊富で色彩もいろいろ、咲く環境も身近な里から険しい高山帯まで様々で、その多様性も大きな魅力となっている。
日本には基本種で約60種のスミレがあると言われている。
その全てを見たわけではないが、全てを見てみたいと思わせる魅力がスミレにはある。
毎年春になるとスミレの追いかけをしているが、平均して凡そ40種類のスミレの仲間を一年で観察している。
もちろん毎年同じスミレとは限らないが、春になると、今年はどんなスミレに出会えるのだろうと
ワクワクしながらスタートを切る。
初めは身近に咲くスミレから始まって最後は高山帯へと移行していく。
季節は3月から7月まで。この間にどれだけの種類のスミレに出会えるのだろう。
2015年もワクワクしながらスタートです。
|