スミレの散歩道2016 アリアケヒメスミレ/スミレ科 写真 深谷利彦
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昨年アリアケスミレが群生しているところを見つけて 何度も撮影に出向いたが、その時ヒメスミレの多さにも驚いた。 中には一緒に咲いているところもあって、渾然一体となっているような様相だった。 初めは気づかなかったが、よくよく観察してみると、 アリアケスミレにしては小さい個体があちこちに見られた。 色も濃い。 花として見るにはとても美しいのだが、どうも気になっていがりまさし氏の日本のスミレを紐解いてみた。 確認してみると、紹介されている写真は今回私が撮影した場所と同じ安城市。 ヒメスミレとアリアケスミレの中間的な形態をしているとある。 実際によく観察してみると花の大きさはちょうど二つの中間位。 葉も採取して比べてみたが(下の写真)、こちらも中間的な形状だった。 スミレの仲間は交雑種が多く生まれるのも特徴。 隣同士で咲いていればミックスも生まれやすい。 中には両者の特徴を個性的な姿で表現してスミレファンの注目の的になるものもある。 珍しさと好奇心からそんなものを求めてみるのも面白いかもしれないが、 わざわざ見に出かけるより、偶然の出会いの方がロマンがあっていい。 2016/4/5 安城市 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8 2016/4/5 安城市 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8 2016/4/5 安城市 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8 2016/4/5 安城市 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8 2016/4/5 安城市 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8 ヒメスミレとアリアケスミレが一緒に咲き、その中にアリアケヒメスミレも見られる。 葉の表と裏 左からヒメスミレ、アリアケヒメスミレ、アリアケスミレ なるほど中間的な形状をしていますね。 |