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スミレの散歩道2016  ヒラツカスミレ/スミレ科 写真 深谷利彦

ヒゴスミレとエイザンスミレの交雑種をヒラツカスミレと言う。
どちらも葉が切れ込むスミレなので、判別が難しい場合が多いが、
今回はいがりまさし氏のワークショップでの観察なので間違いない。
今回見たものは花は限りなくエイザンスミレでヒゴスミレの面影はない。
葉も一見エイザンスミレに見えてしまうが、よく見ると5葉になっている。
ヒゴスミレの5葉を受け継いでいるようだ。
今回の写真ではその様子がわかりにくいので、5年前に観察した写真を最後に添付します。
スミレの仲間は雑種ができやすいので、いろんな交雑種があちこちで見つかっている。
二つのどんな特徴を踏まえて出てくるか興味深いが、それも自然の生業の一つ。
案外気づかずに見ているものも多いかもしれない。



2016/4/23 群馬県 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
法面の上に咲いていたものなので近づけず望遠で撮影したもの。
花はエイザンスミレそのものだった。




2016/4/23 群馬県 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4




2016/4/23 群馬県 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
こちらは林の中に咲いていて、あちこちにヒラツカスミレの株があった。



2016/4/23 群馬県 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
これは花がとても美しかった。



2011/4/30 群馬県 NikonD300 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
5年前に撮影したヒラツカスミレ。葉が5葉なのがよくわかる。

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