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スミレの散歩道2016  オオタチツボスミレ/スミレ科 写真 深谷利彦

オオタチツボスミレはタチツボスミレより大きいとされるが、
必ずしも全てのものが大きいわけではないので
大きさだけでは判別できない。
特に私が好んで撮影に出かけている長野県の白馬村では、
タチツボスミレより小ぶりのものが多く、名前を変えてあげたいくらいの印象だ。
見分けは距が白いことと葉が葉脈に沿ってへこみがあって、ふわふわとした柔らかさを感じることや、
唇弁の筋が網状になることなど挙げられる。
雪の多い地方に生えるスミレなので愛知県に住む私はわざわざ出かけないと見られないが、
咲く場所ではオオタチツボスミレばかりのところもあって
出かけた際にはこれでもかというほど見てくることにしている。



2016/4/22 白馬村 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
葉だけでなく全体的にタチツボスミレより柔らかい印象がある。



2016/4/22 白馬村 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8




2016/4/22 白馬村 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
白馬村のオオタチツボスミレは立ち上がる前に花を咲かせている傾向が強い。
積雪の多い地方なので雪解けを待ちわびていた思いがそうさせるのかもしれない。



2016/4/23 群馬県 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
群馬県で見たものはオオタチツボスミレらしさが漂うものだった。



2016/4/22 白馬村 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
神社の境内に群生していたもので、ここのものはかなり小さいものばかりだった。



2016/4/22 白馬村 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
雪国に咲くスミレはどんなものでも強いエネルギーを感じる。

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