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スミレの散歩道2016  スミレ/スミレ科 写真 深谷利彦

スミレという名のスミレはこれで、スミレ色というのもこの少し赤味を帯びた濃い紫色を差す。
つまりスミレを代表するスミレ。
私にとってはタチツボスミレより馴染みの深いスミレで、子供の頃から親しんでいる。
小学校の低学年の頃、隣町の春祭りに母の手に引かれながらてくてくと歩いた行った記憶がある。
曲がりくねった田圃の間を抜ける田舎道は青々とした草が生え、
その中に黄色いタンポポに混じってスミレが咲いていた。
子供心にタンポポやスミレが綺麗だなあと思ったのを今でも覚えている。
私がスミレが好きになった原点がここにある。
今、近所の道端や空き地などにスミレが咲き出している。
自宅の庭にもどこからかやってきて住み着いている。
この濃い紫色が目に入ると無性に嬉しくなって、どうしてもそばで見たくなるのは、
そんな子供の頃の母の記憶と共にスミレがインプットされているからかもしれない。



2016/3/21 安城市 NikonD810 TAMRON SP90㎜マクロ F2.8
90㎜マクロで雰囲気を出してみた



2016/3/21 安城市 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
広角で咲いている様子を切り取ってみた



2016/3/24 安城市 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
正面から50㎜マクロで花の表情を写してみた



2016/3/24 安城市 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
農業用水路の隙間を見つけて咲いていた
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