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スミレの散歩道 2017年 写真 深谷利彦 Toshihiko Fukaya
葦毛湿原のタチツボスミレ 撮影場所 豊橋市 撮影日 2017/03/23

タチツボスミレは日本全国にあり
最も目にする機会の多いスミレ。
したがって最もよく撮影しているスミレのはずだが、
気に入った写真が少ない。
なぜだろうと思うがその理由はよくわからない。

さてタチツボスミレと一口に言っても、
姿かたちはいろんなタイプがある。
地域によって違いがあったり、同じ場所に咲いていてもいろんな個性が見られて面白い。
今日紹介する葦毛湿原のタチツボスミレは
葦毛独特の風貌をしている。
これは私の印象をもとに説明するので、そのつもりで聞いてほしいと思うが、
葦毛湿原のタチツボスミレは、
上弁が立ち上がらずに横に広がり
側弁と重なり合うように咲く。
丸みが強くふくよかな印象を受ける。
そして最も個性的に見えるのが唇弁。
きゅっと細く内に巻く傾向が強い。
この2点が葦毛湿原に咲くタチツボスミレの特徴。
他の人が撮られた写真を見ても、葦毛のものはすぐそれと分る。

面白いですね。



2017/3/23 豊橋市 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8




2017/3/23 豊橋市 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8




2017/3/23 豊橋市 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8

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