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展望の花旅 初夏の白馬岳 2015/7/11~7/13
ハクサンイチゲ/キンポウゲ科

高山植物の中で最も好きな花を挙げてくださいと言われた時、
真っ先に思い描くのがハクサンイチゲかもしれない。
最もポピュラーで、ほとんどどこの山でも見られる高山植物だが、
花の美しさは格別で、見慣れていても見飽きるといことは全くない。
むしろどの山に登っても積極的に撮影したくなる高山植物だ。

白い花(実際は萼片)と緑色をした中央の雌しべ、そしてそれを取り囲む黄色い雄しべ。
ごく普通の配色のように見えるが、そのバランスは絶妙。
特に花(萼)の白さがハクサンイチゲの魅力を大きく引き出している。
太陽に向かって大きく広げた花の様子は爽やかそのもの。
ほんとうに惚れ惚れするほど美しい。



2015/07/12 NikonD810 Tamron SP90㎜マクロ F2.8 f5.6 オートWB ISO200
これは白馬大池山荘前に咲いていたハクサンイチゲ。
朝、花に陽が差し込む直前の撮影。
清潔的な花の美しさをそのまま写してみたかったもの。




2015/07/12 NikonD810 Tamron SP90㎜マクロ F2.8 f5.6 オートWB ISO200
これは上の撮影直後に陽が差し込んできた時を狙って撮影したもの。
陽が当たってハクサンイチゲがより立体的なり、朝の始まりと清々しさが感じられる写真になった。




2015/07/12 NikonD810 Tamron SP90㎜マクロ F2.8 f5.6 オートWB ISO200
これは縦位置で横から撮影してみた。
初々しさの残る素敵なハクサンイチゲだ。



2015/07/12 NikonD810 Tamron SP90㎜マクロ F2.8 f5.6 オートWB ISO200
白馬岳に向けて稜線を歩きながら花を愛でるのは最高の贅沢。
しかも天気はいいし花は新鮮なものばかり。
まだ十分に開ききらないハクサンイチゲの初々しい姿。
右の白い部分は残雪。黄色い花はミヤマキンバイ。




2015/07/12 NikonD810 NIKKOR 16-35㎜ F4 f5.6 オートWB ISO200
少しでも群生していればその様子を撮りたくなる。
その時山も一緒に写れば臨場感が増す。
稜線歩きをしながらの撮影の醍醐味でもある。
同じような場面を飽きもせず、出会うたびに撮影しているからなかなか先に進めない。




2015/07/13 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8 f11 オートWB ISO200
夏山らしい爽快な風景
咲いている白い花はもちろんハクサンイチゲ、黄色はシナノキンバイ。
正面の山は杓子岳と白馬鑓ヶ岳、左下に流れる雪渓が白馬大雪渓。
この風景もこの時期だけ、7月後半ではこの爽やかさはない。
私が好んでこの時期に白馬岳に入る理由がわかってもらえそうかな?

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