戻る

初秋の北岳 移ろう季節の中から ヒメセンブリリンドウ科 2014/09/13 写真 深谷利彦
2年前の9月中旬、北岳でヒメセンブリの花を初めて見た。
ところがその花は雨に打たれて今にも落花しそうな哀れな姿だった。
それから2年後の今年、再びヒメセンブリの花に期待して北岳に登った。
まあ咲いていなければそれはそれでいという、いつもながらの自然体での山登りだ。
今回は友人と一緒の登山。
久しぶりに二股から八本歯コルを目指して直登した。
連続する梯子にうんざりしながらもなんとかコルに到着。
やっぱりこのルートはしんどい。下山に使った方がいいなというのが実感。

さてヒメセンブリは咲いているだろうか?
期待を込めて2年前に咲いていた場所の付近を探したら、
草叢に隠れるようにして咲く一輪のヒメセンブリを見つけた。
ああよかった!
やっと撮影できる花に巡り合えたことが嬉しかった。
一輪だけというのもいいじゃないか。
その分記憶に大きく残るような気がする。
個体数は少ないと聞いていたが、なるほどその通りだった。
周辺を目を皿にして探してみたが咲いていたのはこの株だけ。
しかもたった一輪。
それでもこれから咲く大株の蕾を見つけた。
あと2,3日で咲き出すような株だった。
「元気に咲くんだよ、また見に来るからね。」
私の言葉が通じたかどうかはわからないが、
ヒメセンブリが微笑んでくれたような気がした。


2014/09/13 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8



2014/09/13 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8



2014/09/13 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8

inserted by FC2 system