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ときめきの野草たち  ヒメフタバラン Listera japonica/ラン科 写真 深谷利彦
ランの仲間にも色々あって、色鮮やかでドキドキするような美しいランもあれば、
地味で目立たないランもある。
ヒメフタバランは林内に生えるランの仲間だが、小さい上に色も地味なので
全くと言っていいほど目立たない。
知らなければ目に入ってこないような存在だ。
唯一葉を知っていればその存在を確認できそうだが、気づかないことの方が多そうだ。

この場面は日も傾きかけた時間帯の林の中での撮影。
既に薄暗くなり始めていた。
花友の案内で観察したものなので、その存在は明確だったが、一人ではまず目に入らない。
面白いもので、一つを確認すると周辺にいくらでも生えているのが見えてくる。
うじゃうじゃという表現がぴったりくるほど生えていた。

この明るさでは撮影できそうにないと思ったが、ISO感度を上げ、
露出も補正をかけるとそれなりに写せてしまうのが今のデジタルカメラのすごいところ。
フイルムの時代には考えられなかった撮影がいとも簡単にできてしまう。
その恩恵は計り知れないものがある。

さて、ヒメフタバラン。図鑑の解説では高さは10~30㎝とあるが、この日出会ったものは
10㎝足らずのものが多かった。
横から眺めるとそのユニークな姿が面白い。
目立たないながらもしっかりと自己主張をしている。
人知れず咲いていることが多いだろうと思うが、この日は見つめられて嬉々としていたようにも見えた。


2014/03/23 静岡県 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8



2014/03/23 静岡県 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8



2014/03/23 静岡県 Canon5DⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8
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