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イヌショウマ／キンポウゲ科 撮影地 奥三河 撮影日 2015/09/10
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ほとんど毎年観察しているイヌショウマだが、 咲いている様子は同じでも、実際に撮影した写真はかなり違う。 特に接写を試みると、撮影する場面は毎年大きく異なる。 同じように見えても一つとして同じものはなく みんなそれぞれ個性豊かだ。 それが野草の撮影の面白さにもつながっている。 イヌショウマの花は下から順に花を咲かせていく。 したがって下に花が付いていて上に蕾の残っている花が美しい。 撮影する時に、そんな花を探しているのは毎年変わりはないが、 撮影したくなる場面は毎年違ってくる。 うまく撮影できる時もあれば、全く思うようにいかない時もある。 そこがまた面白い。 いつも同じように撮影できていたら飽きてしまうし、面白さも半減してしまう。 野草の写真はまさに一期一会、時間帯によっても刻一刻と変化していく。 いつどんな時にどんな花に出会うかはわからない。 毎年同じように観察しているイヌショウマも毎年違った場面を見せてくれる。 それを眺めるのが楽しい。 今年のイヌショウマの表情も今年だけのものだった。  |