戻る

セツブンソウ その2/キンポウゲ科  撮影地 三重県&岐阜県 撮影日 2016/02/24

どんな野草でもそうだが群生すると圧倒される。
それが魅力的な野草であれば尚更だ。
セツブンソウは一輪二輪が楚々として咲いている場面の方が好きだが
これだけ群生しているところとなれば話は別。
セツブンソウの可憐な姿とその表情を接写したいという気持ちはどこかへすっ飛んで、
この群生している様子をなんとか収めたいと気が逸ってしまう。
こんな時は一呼吸おいて冷静になってから撮影するといいと思いがちだが、
私の場合は興奮冷めやらぬうちに、
感激した状況を感じたままにちゃちゃっと撮影する方がいいというのが持論だ。
考えると理屈っぽくなってしまったり、感動の波動が消えてしまうからだ。
群生していなくても、綺麗な花や素敵なシチュエーションに出会った時も同じで
最初に見た時の想いやイメージをそのまま切り取る方がいい。
同じ被写体を何枚も撮影しながら、もっといい角度や変わった撮り方ができないかなんて考えだすと
大抵は失敗する。
写真は感動を写してこそ「写心」になると思っているが。
とまた、撮影の話になってしまって撮影シリーズのコメント風になってきてしまったのでこの辺で。

ともあれこの日巡ったセツブンソウの自生地はどこも当たりだった。
いろんなシチュエーションがあっていろんなパターンの撮影を楽しむことができたし、
何よりもセツブンソウの花そのものが美しかった。



2016/02/24 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
見事な群生、満開というのに相応しい場面だった。




2016/02/24 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
土手に咲いているので真正面から見るとこんなにもゴージャス。



2016/02/24 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
落ち葉を割って咲き出した可憐な二輪。
初々しくも妖艶な姿だ。




2016/02/24 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
すっと伸びた花茎が伸び伸びとしてはつらつとした表情を見せてくれている。
3つの花が揃う場面はありそうでなかなかない。



2016/02/24 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
岩の隙間に生えてきたセツブンソウ。
周囲に仲間が少ないが、こんな場面もこころ惹かれる。




2016/02/24 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
こちらは賑やかにザワザワと話し声が聞こえてきそうな状況。
なんだか楽しそうだ。

inserted by FC2 system