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アケボノソウ/リンドウ科 撮影地 茶臼山 撮影日 2016/09/01

9月の声を聞くとそろそろかなと気になる花がある。
それがアケボノソウ。
毎年見ていてもその美しさに感嘆する。
均整の取れた白い花冠には蜜腺溝と言われる黄緑色の斑が2つあり、
その上には名前の由来にもなった星をちりばめたような黒紫色の模様がある。
豊かな色彩ではないが洗練されたデザインに引き込まれていく。
花冠は普通5裂するが、よく見ると4裂のものがあったり6裂のものがあったりするので
探してみるのも面白い。
また蜜腺溝には虫たちがやってきてしきりに蜜を吸うので、そんな様子を眺めるのも楽しい。
特に蟻はこの蜜が大好物のようで、撮影していると必ず蟻が群がっている場面に出くわす。
中には名前の由来にもなった黒紫の斑点のないものもあるので興味は尽きない。



2016/09/01 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
オーソドックスなアケボノソウだがスタイリッシュで美しい株を撮影した。



2016/09/01 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
普通花冠は5裂するが4裂のものも比較的多くみられる。
でも5裂のものがバランスよくていいですね。



2016/09/01 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
こちらは6裂のもの。こちらの方が少ない。



2016/09/01 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
蜜腺溝に蟻が群がっている。
甘くて美味しいんでしょうね。



2016/09/01 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
さてこれはアケボノソウと呼べないアケボノソウ。
黒紫の斑点がない。夜明けを迎えてしまったアケボノソウかも。




2016/09/01 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
アケボノソウを撮影するとき、どうしても綺麗な花を正面から撮りたくなるが
横からや少し下から見上げるように撮るのも面白い。
姿が美しいのでどんな風に撮影しても絵になる。



2016/09/01 NikonD810 TAMRON SP90㎜マクロ F2.8
花も美しいが蕾も美しい。

アケボノソウはいろんな意味で楽しめる野草だ。

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