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入笠湿原とエゾリンドウ Ⅰ/ リンドウ科  撮影地 入笠山 撮影日 2016/09/12

以前は入笠湿原には年に二三度訪れていたが、何年か前にマイカー規制が実施されてから遠ざかっていた。
出かけてみたい気持ちもあったが、なんとなく気後れしてチャンスを逃してきた。
今回は友人をどこかへ案内するということで、どこにしようかと迷った挙句、
久しぶりに入笠湿原を訪ねてみようという思いに至った。
その思いに至った理由は、花盛りを過ぎたエゾリンドウの花が面白いと思ったからだ。
今年は8月末頃にピークを迎えたという情報を得ていたので、
9月10日前後なら枯れた姿や湿原全体の秋模様がきっと面白いだろうと踏んでいた。

私の予想は見事的中し予想通りと言うか予想以上の景観と素晴らしいエゾリンドウの花を見ることができた。
今回は2回にわたって入笠湿原とエゾリンドウと題して
撮影してきた写真を紹介しようと思う。

まずは広角レンズで撮影した風景写真を紹介して
別ページで望遠系のレンズで撮影したエゾリンドウの花の姿や風景などを紹介します。



2016/09/12 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
湿原に到着したのは午前7時前、もう少し早く到着していれば舫った感じが出たように思うが
これはこれで朝の斜光が枯れ始めたエゾリンドウを躍らせていて素敵だった。




2016/09/12 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
これは半逆光気味の撮影なので一枚目のような踊る感じはないが、
その分エゾリンドウの色が出て湿原に広がる様子が表現できたように思う。



2016/09/12 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
二枚目より少しズームして撮影。エゾリンドウの表情がリアルになって少し違った趣になったように思う。




2016/09/12 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
途中から霧が出てきた。湿原には霧がよく似あう。違った意味でいい感じになってきた。
湿原の木道は人工物であっても絵になる。
霧にかすむ白樺を背景にムードを出してみた。



2016/09/12 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
この風景も霧がなければごく普通の写真になったはず。
手前のエゾリンドウと奥の白樺林が面白いコントラストになったように思う。




2016/09/12 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
この場面はエゾリンドウの花は寂しいが木道と白樺と霧の三点セットが、
湿原が草紅葉に変わりつつある情景を引き立ててくれた。



2016/09/12 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
エゾリンドウの群生もいいけれど、やっぱり霧がいい演出をしてくれている。



2016/09/12 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
ヤマドリゼンマイの色づきが秋の深まりを感じさせてくれる。
やがて湿原は訪れる人もなくなり静かに眠りにつくが、
それは来年の為の一時の休息。
季節の移り変わりが美しいのは命の営みだから。


望遠系の写真は明日アップします。
エゾリンドウの美しい姿をご覧いただけると思います。


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