入笠湿原とエゾリンドウ Ⅱ/ リンドウ科 撮影地 入笠山 撮影日 2016/09/12
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入笠湿原とエゾリンドウ第二弾は望遠系のレンズを使った作品です。
タイトルをつけるとしたら「エゾリンドウ七変化」といったところでしょうか。 花のピークを過ぎたエゾリンドウは絶妙な色彩に変化します。 一般的な花ではそのまま枯れてしまったり花弁が落ちてしまって魅力に欠けるのですが、 エゾリンドウはいつまでも輝き続けます。 もちろん花の盛りはとても美しいのですが、私は少しピークを過ぎて 色変わりを始めた頃が最も好きで美しいと感じています。 今回入笠湿原を訪ねたのはまさにこの光景を目にしたかったからに他なりません。 どうなんでしょう? このページをご覧の皆さんはどのように感じられますか? 2016/09/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 この写真を最初に持ってきているということは、最も気に入っている写真ということです。 本来の青紫色が上部に残り、下には枯れ始めて白っぽくなった花もあります。 そして一部の葉は紅葉を始めています。 もちろん緑の葉も鮮やかで、エゾリンドウの花がピークを過ぎて移り行く過程の中で 最も輝く瞬間ではないかと思います。 朝の光も清々しくこのエゾリンドウを浮き上がらせてくれました。 2016/09/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 こちらのは一枚目より少し枯れ具合が進んでいます。 その分上部の花が色あせ始めて淡い紅色に変化しています。 青紫色と淡い紅色、そして緑の葉の色彩が絶妙ですね。 2016/09/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 同じエゾリンドウの花でも一つ一つの花の表情はみんな違います。 じっと見つめているとその個性が輝きとなって見えてきます。 だから見る花全部、撮影してあげたくなっちゃうんですね。 2016/09/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 どうでしょう? 一番枯れ具合が進んでいる花ですが、美しいですよね。 私がエゾリンドウの花はピークを過ぎてからがいいという訳をわかってもらえますか? 決して押し売りではありませんからね。 2016/09/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 この光景も普通では花の盛りを過ぎてしまったエゾリンドウが咲いてるなという 感想しか持たない人が多いかもしれませんが、 私には、いやいや輝き放っているエゾリンドウの姿なんだなあと見えます。 このまま立ち枯れても美しいと思います。 2016/09/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 入笠湿原の朝はもやることが多く、とてもフォトジェニックになります。 この日の早朝はうっすらとだけでしたが、それでも朝の光線とコラボして 幻想的な雰囲気を醸し出してくれました。 こういう撮影ではエゾリンドウの花がピークの時の方がいいのですが、 全体の情景を楽しむには十分すぎるほどドラマチックでした。 2016/09/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 霧の中のエゾリンドウと白樺ですが、 もう少し霧が浅い方が良かったですね。 でもこの日この時間にしか見られない一期一会の瞬間です。 2016/09/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 このエゾリンドウは今が旬のエゾリンドウです。 花盛りの初々しくて美しい姿も見せてもらいました。 朝露に濡れる草も引き立て役に回ってくれました。 2016/09/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 色の変わり始めたヤマドリゼンマイの黄茶色とエゾリンドウの青紫色が 秋の深まりを感じさせてくれます。 この光景も今だから見られる光景なんですね。 自然はいつも美しく輝いていますね。 2016/09/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4 そして最後にもう一度美しいエゾリンドウのアップで締めくくりです。 この魅力にはまってみませんか? おしまい |