特集　セツブンソウ　写真　深谷利彦　Toshihiko　Fukaya

セツブンソウ／キンポウゲ科　

撮影地　滋賀県　2013/03/09撮影　Canon5DⅡ　SIGMA　70㎜マクロ　F2.8

　今日は節分、節分の日だからこそセツブンソウの特集をやってみよう。そんな思いでここ数年の間に撮影したセツブンソウの写真を集めてみました。紹介するからにはそれなりに自分で気に入っている写真をと思って過去の写真を振り返ってみましたが、あれもいいこれもいいと思い入れのある写真が多く選抜するのはなかなか難しい作業でしたが、なんとか13枚拾ってみました。
　セツブンソウはスプリングエフェメラルと言われる野草の一つで早春に花を咲かせるとその後、姿を消してしまいます。まだ雪の降る日もある寒い時期に枯葉を押しのけて葉を展開し花茎を伸ばしてきます。そして節分を迎える頃に可憐な花をぽっと咲かせます。そんな姿を見ると春への期待や喜びに胸が膨らみます。雪国では節分の頃にはまだ雪で埋もれているためセツブンソウの花を見ることはできませんが、雪解けとともにいち早く花を咲かせます。
　そんなセツブンソウの様々な表情を見ていただけたらと思います。