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ナンバンハコベ/ナデシコ科   撮影地 茶臼山  撮影日 2014/08/30
非常に個性的な花を咲かせるナンバンハコベ。
外来種ではないのに南蛮という名があるのは、その個性的な花を異国風と捉えて名付けられたと聞く。
たしかにこの花によく似た花は知らない。
それだけにナンバンハコベの花が咲いていると、無性に撮影したくなる。
特徴的なその姿を写しとめたいと思って対峙してみるが、なかなか思うような場面がみつからない。
花は下向きに咲くものが多いし、あちこちに絡みつくように咲くため
切り取りたくなる場面が見つからない。
そうこうしているうちに撮り損ねてしまうというパターンが圧倒的に多い。
今回も同じような状況だった。
花はいくらでも咲いていたがどうもまとまらない。
思い描いているのは花の様子が下から覗けて傷みのないもの。

ふと思った。
本当に思い描いている姿がいいのだろうか?
花の撮影をする時、思い描いている姿が必ずしも一番いいとは限らない。
自分で勝手に思い込んでいるということもある。
野草はいろんな場面でいろんな姿を見せてくれる。
一切の観念を捨てて真っ白な気持ちで眺めてみるとこれまでとは違った姿が見えてくるものだ。
いつもそうありたいと思いながら、実際には思い描いた姿を探していることが多い。
違うんだよな。
ありのままの姿をありのままに見ることが一番綺麗な場面が見えてくるはず。
少なくともその時々の一番輝いている姿が見えてくる。
この日のナンバンハコベの輝きは横顔だった。



CANON EOS5D MarkⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8



CANON EOS5D MarkⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8



CANON EOS5D MarkⅡ SIGMA70㎜マクロF2.8
実は最初は緑色をしているがやがて茶色から黒に変化する。
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