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魅惑の高山植物 写真 深谷利彦 Toshihiko Fukaya
ネバリノギラン/ユリ科 撮影地 八方尾根・白山 2018/07/12・7/24撮影


撮影地 八方尾根 2018/07/12 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4


 ネバリノギランを初めて見たのは確か御岳山。初めはなんだか分からなくて何の蕾だろうと思った。ところがこれで花。壺形でこれ以上開くことがないと知ったのは後から。そして花や茎が粘ることも図鑑を読んで知ったこと。
 だから次に見た時はまず花や茎を触ってみて粘ることを確認した。もう随分前のことになるがそんな出会いや記憶は鮮明だ。
 写真は上が八方尾根に咲くもので下が白山に咲いていたもの。同じネバリノギランでも印象が異なる。八方尾根に咲くものは丈が高くすらっとしたものが多い。一方白山に咲くものは丈が低くこじんまりとしている。この個体だけでなく全般的にそんな傾向がどちらにもある。
 高山植物を見る時、山や地域によって微妙な違いがあることを知って観察してみると、これまでとは違った見え方がしてくるかもしれない。


撮影地 白山 2018/07/24 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4

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