霜は芸術家
写真 深谷利彦
Toshihiko Fukay
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ノコンギク/
キク科
撮影地 知多市 2017/1/4撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
基本的に霜の写真は陽の当たらないところで撮影しているが、陽が昇ってからは霜そのものの表情ではなく、透過光に浮かぶ植物たちの表情を狙うことが多い。この場面もその一つだが、ノコンギクの綿毛には霜が残っていて葉の渋い色と共に光に浮かび上がるような写真になった。朝の光はエネルギッシュなので、その光に照らされると植物たちもエネルギッシュに浮かび上がる。そんな場面を切り取ってみるのは霜の日に限ったことではない。霜があればそれはそれで面白いし、霜がなくても朝はどこかでトキメクような場面が展開されている。