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霜は芸術家 写真 深谷利彦 Toshihiko Fukaya
タネツケバナ/アブラナ科 

撮影地 安城市 2016/12/12撮影 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8

  2日続いての霜に元気百倍の私。車の温度計では外気-1.5℃となっていた。寒いわけだ。それでも私は先日野草の紅葉を撮影した場所が面白いだろうと5分ほど車を走らせた。霜の撮影は日の出前に現地に着くことが絶対条件。ダウンジャケットを着こみ長靴を履いて現場に到着。理想的な霜が降りていた。
 霜の撮影は時間との勝負。のんびり撮影している暇はない。目につくお気に入りの場面を手早く撮影していく。かといっていい加減に撮影すればすべてボツ写真になる。簡単そうで意外と難しい霜の写真。ポイントはシャープに写すこと。花の写真のようにボケのきいたふわっとした写真は霜には向かない。その訳は緊張感が薄れてしまうから。寒くてピーンと張り詰めた空気感を出すには絞り込んでシャープに写した方がいい。だから手早く写すといっても、その瞬間は慎重にシャッターを押す。
 タネツケバナの面白さは丸みのある葉とカラフルな色彩。霜の白さがその両方を引き出してくれる。花や実が残っていれば、その表情も面白い。寒さで手がかじかんでくるが綺麗だし面白いので全く気にならない。いつになくいいタネツケバナに出会えたとご機嫌で撮影を終えた。




撮影地 矢作川 2016/12/11撮影 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8





撮影地 安城市 2016/12/12撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4




撮影地 安城市 2016/12/12撮影 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8

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