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霜は芸術家 写真 深谷利彦 Toshihiko Fukaya
ヤエムグラ/アカネ科 

撮影地 安城市 2016/12/12撮影 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8

  いやはや美しい、霜をまとったヤエムグラは花より美しい。花と言うのはヤエムグラの花のことではなく、一般的な野草の花のことだが、それより美しいと言ってしまいたいほど美しい。まあ正確に言えば花と同じように美しいと言うことだが何度見てもトキメキを抑えられない。
 特に紅く色づいてきたヤエムグラは霜によって驚くほどの美しさとなり、芸術的ですらある。道端の草むらや空き地など生えている場所はごくごく身近なところなのに、こんなに美しい世界が展開している。決して特別なものではなく当たり前のもの。ちょっと視線を変えて眺めてみるだけでヤエムグラがそれに応えて返してくれるはず。自然の美しさは特別なものではなく当たり前にいつも目の前に展開していることに気付くかもしれない。




撮影地 矢作川 2016/12/11撮影 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
霜の撮影は陽が当たると霜の持つ冷たくピリッとした緊張感が薄れてしまうが、
クローズアップするとまた違った面白さが引き出せる。





撮影地 安城市 2016/12/12撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
紅く色づく前のものであっても、均整の取れた葉が花のように美しい。
霜の白さがそれを引き出している。




撮影地 安城市 2016/12/12撮影 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
落ち葉の間に生えている姿が季節を感じさせてくれる。
霜の撮影は横から撮るときは絞りを開けて、俯瞰的に上から撮るときは絞り込んで撮るのが基本。





撮影地 安城市 2016/12/12撮影 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
霜の縁取りによって均整の取れた葉が一層明確になる。





撮影地 安城市 2016/12/12撮影 NikonD810 NIKKOR VR16-35㎜ F4
紅く色づく場面はこれからあちこちで展開されてくる。
これはまだ走りの様子なので、楽しみはこれからだ。




撮影地 安城市 2016/12/12撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
こんなグラデーション風の色づきもまたいい。

左に写っているオオイヌノフグリも霜が美しい野草。
バラの花のようにも見えてくる。


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