霜は芸術家
写真 深谷利彦
Toshihiko Fukay
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ハキダメギク/
キク科
撮影地 碧南市 2018/12/11撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
12月に降りる霜も1月に降りる霜も基本的に霜には変わりがない。違うのは霜を纏う植物の姿。12月は晩秋の野草の姿が残っているものがあるが1月ではその姿が消えてしまうものもある。また寒さが増すにつれ葉の色も大きく変化する。そこが面白いところ。霜の撮影では霜を撮るというより霜を纏った植物の表情を撮るのだから、その時々でしか見られないものに心が動かされる。
ハキダメギクに降りた霜を撮影したのは恐らく初めてのような気がする。遅くまで暖かかったので残っていたのだろう。それだけに新鮮な被写体だった。普段はほとんど撮影しないハキダメギクを撮影させたのはまさしく霜のマジックだ。
撮影地 碧南市 2018/12/11撮影 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4