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スミレの散歩道2016  神社に咲くタチツボスミレ/スミレ科 写真 深谷利彦

2016年のスミレの散歩道もここまで順調にやってきている。
毎年40種以上のスミレの仲間を見ることを目標にあちこちを巡っているが、
何もいろんな種類を見ることが目的では決してない。
珍しいスミレに会いたい気持ちが無いわけでもないが、
私にとってスミレはどんなスミレでも同等だし優劣なんて毛頭ない。
もちろん大好きなスミレというものもあるが、それは一般的に言っているだけの話であって
実際にはどんなスミレでもシチュエーションが良かったり綺麗な株を見れば
すぐにトキメキ度100%に達する。
この日出会った神社に咲くスミレはスミレの生活環境を垣間見るもので
とても素敵な場面だった。
スミレの種類はタチツボスミレ。最も広い範囲で観察できる最もポピュラーなスミレだ。
言い換えればありふれたスミレということができる。
でもこんなロケーションは望んでも簡単に見られるわけでもなく、
どこにでありそうで中々出会えない場面の一つかもしれない。
隙間を好みそれぞれが自由に生きているのが見てとれる。
大木の根に抱かれるように咲くタチツボスミレも
さぞかし居心地がいいんだろうなと思えてくる。
スミレに限らず植物たちの生きる営みは
いつもいつも美しく輝いている。



2016/4/16 設楽町 Canon5DⅡ Canon EF70-200㎜ F4
石垣の組み合わせもアートになっている。



2016/4/16 設楽町 NikonD810 SIGMA 50㎜マクロ F2.8
大樹に抱かれて

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